イヤイヤ期 ~気持ちの切り替えが難しい子どもとの関わり方5選!~

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こんにちは。現役保育士のあかり先生です。

今回は「イヤイヤ期」の子どもとの関わり方や、ご家庭でできる工夫について紹介したいと思います。

【目次】〜気持ちの切り替え方のポイント5選!~
①子ども自身が見通しを持てるようにする
②次の出来事に期待が持てるようにする
③遊びでは、また後で続きができるよう工夫する
④競争心をくすぐる
⑤大人の思いを理由を添えて伝える

 

それでは、順番に見ていきましょう。

①子ども自身が見通しを持てるようにする 
個人差はありますが、2歳後半〜3歳にかけて理解力がついてきます。ここでポイントとなる声掛けは、「ご飯ができたらお片付けしようね」等の「◯◯したら△△しようね」です。大人でいうと、好きなドラマやアニメのクライマックスシーンでいきなり「テレビ消して!」なんて言われたら嫌ですよね。子どもも同じ。遊びに夢中になっていて、今とても楽しいところなのに急に「お片付けして!」と言われたら、きっと「イヤ〜!」となることでしょう。まずは子ども自身が見通しを持って生活できる声掛けから始めてみましょう。 
②次の出来事に期待が持てるようにする
 イヤイヤ期は、早い子どもだと1歳ぐらいから見られます。「次の出来事に期待が持てるようにする」やり方は、1歳のお子様にも有効です!例えば、保育園や外出先からなかなか帰りたがらない時に「おうちに帰ってアンパンマン見よう」「向こうにネコちゃんがいたから探しに行こう」等、子どもの興味を他のことに向けられるような声掛けが効果的です。このような声掛けをする際には、大人の声のトーンも意識すると更に良いでしょう。疲れ切った声で言われるより、明るく楽しい声で言われた方が「面白そう!」と感じてもらえます。仕事や育児で大人はくたくたかと思いますが、早く遊びを切り上げる近道になるかもしれません。ぜひ一度お試しください! 
③遊びでは、また後で続きができるよう工夫する 
 1日生活する中で、ご飯やお風呂、オムツ替え等、遊びを切り上げて欲しいタイミングってありますよね。しかし、それは全て大人の都合です。子どもからしたら、「今、遊んでいて忙しいの」となることでしょう。ブロックがもう少しで完成しそうなのに…なんて場面では尚更です。子どもの中で遊びは繋がっています。その遊びを途切れさせない工夫をしてみましょう。例えば、作ったものを壊さずにとっておけるスペースを作る。作品が大きくて場所をとるようなら、「◯個飾っておこう」と数を決めるのもいいかもしれません。また、「ここまでできたら終わりにしよう」という見通しが持てる声掛けも効果的です。大人の都合だけで動くのではなく、子どもの気持ちも尊重していけるといいですね。 
④競争心をくすぐる 
お片付けや戸外から帰宅する際など、子どもの競争心をくすぐって気持ちを遊びから逸らすという方法があります。例えば、「ママは線路を片付けるから、◯◯くんは電車をお片付けしてね。どっちが早いかな?よーい、どん!」「パパのところまで、どっちが早く行けるかな?よーい、どん!」等です。ここでのポイントは、大人も参加するという点です。パートナーがいる方は、大人同士で協力できると心強いですね。お片付けでは、子ども1人で黙々と片付けるよりも、少しゲーム性を取り入れた方が楽しくなります。お片付けの時間さえも遊びの1つにしてしまいましょう! 
⑤大人の思いを理由を添えて伝える 
子どものペースに合わせて物事を進めていきたくても、朝の忙しい時間等、それが難しい時ってありますよね。忙しい時ほどイライラしてしまい、そんなつもりはないのに子どもに対して強い口調になってしまったり…。そんな時は「お願い」という形で大人の思いを理由を添えて伝えてみましょう。この時、子どもの気持ちを受け止めることも大切です。例えば、子どもが自分で靴を履きたがっているけど早く家を出たい場面では「自分で履きたいんだよね(気持ちを受け止める)でも今日はママとっても急いでいるから(理由)途中までお手伝いしてもいいかな?(お願い)」という感じです。この例では、全て大人がやってしまうのではなく、最後(靴のマジックテープ)は子どもができるように工夫しています。もし「◯◯して!」と命令口調で何かを言われたら大人だっていい気持ちにはなりませんよね。「お願い」という形であれば、子どもも少しは納得してくれるかもしれません。

以上、「気持ちの切り替え方のポイント5選!」でした! 

これらは私が保育園で実践している効果があるものばかりなので、ぜひ皆さんもお試しください。 

一筋縄ではいかないイヤイヤ期ですが、今しか見られない子どもの姿を楽しみながら育児をしていけますように。 

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